1. 国際送金とは?|基本的な仕組み
2. 国際送金の主な方法とその特徴
3. 国際送金にかかる主なコスト構造
4. 海外進出企業が取るべき送金コスト対策
5. 送金のスピードとセキュリティにも注目を
まとめ
海外にビジネスを展開する上で、避けては通れないのが「国際送金」の手続きです。
現地法人への資金移動や、海外取引先への代金支払いなど、国際間での資金移動は日常業務の一部になりますが、その方法やコスト構造を正しく理解していないと、余分な手数料や時間的ロスが発生することも少なくありません。
この記事では、海外進出企業が押さえておきたい国際送金の主な方法と、それぞれにかかるコストや留意点について詳しく解説します。
1. 国際送金とは?|基本的な仕組み
国際送金とは、国内の銀行や送金サービスを通じて、海外の銀行口座にお金を送る行為を指します。日本円で振り込んだお金は、途中で為替レートにより現地通貨に換算され、最終的に受取人の口座に着金します。
この過程では複数の金融機関が介在するため、送金方法や手数料体系は一律ではなく、送金金額や利用する銀行・サービスによって大きく異なるのが特徴です。
2. 国際送金の主な方法とその特徴
① 銀行を通じたSWIFT送金
もっとも一般的なのが、銀行を通じて行う「SWIFT(スイフト)送金」です。これは、世界中の銀行が接続するSWIFTネットワークを使い、送金指示を送る仕組みです。
- メリット:信頼性が高く、大口取引にも対応可能
- デメリット:送金に数営業日かかる/手数料が高め/為替手数料が不明瞭な場合あり
- 送金コスト:3,000〜6,000円程度(中継銀行手数料含まず)+為替スプレッド
② ネオバンク・フィンテック系送金サービス(Wise、Revolut など)
近年注目されているのが、Wise(旧TransferWise)やRevolutのようなオンライン特化型送金サービスです。独自の送金ネットワークを活用し、中継銀行を介さず、スムーズな資金移動が可能です。
- メリット:手数料が安く、為替レートも市場実勢に近い/送金スピードが速い
- デメリット:一部の国や通貨に制限がある/法人利用は条件あり
- 送金コスト:送金額の0.5~1.5%程度(為替レートに透明性あり)
③ PayPalなどの決済プラットフォーム
特に中小規模のB2B・B2C取引においては、PayPalやStripeといった決済プラットフォームを通じた国際送金も選択肢となります。
- メリット:手続きが簡単/クレジットカードと連携できる
- デメリット:受取側に高めの手数料が発生/資金の引き出しに時間がかかる
- 送金コスト:3〜5%前後(為替手数料含む)
3. 国際送金にかかる主なコスト構造
海外送金の総コストは、主に以下の3つから構成されます。
① 送金手数料(送金元で発生)
銀行や送金サービスが設定する基本手数料です。送金金額、通貨、国によって異なります。
② 中継銀行手数料(途中の銀行で発生)
SWIFT送金の場合、資金が複数の銀行を経由することがあり、その際に中継銀行が独自の手数料を差し引くケースがあります。
③ 為替スプレッド(為替レートに含まれる隠れたコスト)
実際の市場レートと、適用される為替レートの差から生まれるコストです。銀行ではこの為替差益が大きく、実質的に高い手数料となる場合があります。
4. 海外進出企業が取るべき送金コスト対策
国際送金を頻繁に行う企業は、以下のような対応でコストの最適化が可能です。
為替予約の活用(為替リスクヘッジ)
特に高額の資金を定期的に移動する場合は、為替変動のリスクを抑えるために「為替予約(フォワード契約)」を活用するのが有効です。
送金ルートの見直し・比較
同じ金額でも、利用する銀行やサービスによって手数料や着金額が大きく変わるため、複数のルートを比較することが重要です。
海外現地法人での資金プール構築
一定規模以上の取引がある場合、現地法人の銀行口座にまとまった資金を先に送金しておく「プール方式」を採用することで、都度送金の手数料を削減できます。
5. 送金のスピードとセキュリティにも注目を
コストだけでなく、送金スピードやセキュリティの観点も重要です。特に海外現地法人との資金調達や決済スケジュールが厳格な場合、送金の遅延は信用リスクや業務停滞につながる恐れもあります。
また、詐欺リスクやサイバー攻撃に備えて、認証制度が整っているサービスの利用や、社内送金プロセスの明確化も欠かせません。
まとめ:国際送金は「コスト」「スピード」「信頼性」で選ぶ
海外進出における国際送金は、単なる資金移動ではなく、コスト管理・財務戦略・取引先との信頼構築のすべてに関わる重要な業務です。
送金方法によって手数料や反映時間が大きく異なるため、自社の取引内容や規模に応じて、最適なサービスを選ぶことが肝心です。
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